2017年5月22日

臨床研究のお知らせ




熊本大学医学部附属病院集中治療室で治療を受ける患者様・ご家族の皆様へ

集中治療室(ICU)における抗菌薬使用とde-escalationの実態調査
DetermInants of Antimicrobial use aNd de-escalAtion in critical care
 (DIANA study) 」について

(1)研究の目的
本研究は感染症の診断または疑いで集中治療室に入院されている患者様を対象に、どのような治療が行われているか、適切な抗菌薬が選択されているか、を調査します。
本調査研究は全世界の多くの施設で行われ、データを集積し、感染症に対する治療の実態を明らかにしていきます。
本研究は熊本大学倫理委員会の承認を得て行っております。

(2)研究の方法
下記期間に感染症の診断または疑いで入院し治療を受けられた方が対象となります。治療に使用した抗菌薬、患者様の年齢、性別、検出された菌などが記録されます。診療によって得られたデータを使用するため研究費は生じません。本研究(試験)の利害関係の公正性については、熊本大学大学院生命科学研究部等臨床研究利益相反審査委員会の承認を得ております。今後も、当該研究経過を熊本大学生命科学研究部長へ報告すること等により、利害関係の公正性を保ちます。

本調査は純粋な調査研究であり、患者様への直接的な介入や侵襲はなく、いかなる利益・不利益も生じません。また、情報はすべて匿名化され、個人が同定されることは決してありません。

*該当期間: 承認後~平成291031

※この研究の対象となられる方で、ご自分あるいはご家族の情報を登録されたくない場合には、平291031日までに下記連絡先までご連絡下さい。撤回を希望される患者様の情報は削除し、研究データとして使用することはありません。また、撤回により何ら不利益を被ることはありません。なお、平成291031日までにお申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。


連絡先  熊本大学医学附属病院 集中治療部 
住   所 860-0811 熊本県熊本市中央区本荘1-1-1
電   話 096-344-2111 (代表)

担当医師 :蒲原英伸、徳永健太郎  内線 7031 

Related Posts:

  • 2016年熊本地震 集中治療部記録 1,震災前のICUスタッフの状況  ICUスタッフは日々重症患者の診療・管理に従事し急性期医療の最前線にいる。またICU看護師は救急外来診療も兼任し、日頃より防災に関する認識が高い。例年、防災訓練が行われ、ICUスタッフは積極的に参加し、全スタッフによる協力体制を整備していた。しかし、今回のような地震に本当に遭遇すると誰も思っていなかった。 2,震災後のICUの状況(急性期から亜急性期)  西病棟は免震構造であるため、今回の地震で、… Read More
  • 木下順弘教授還暦・退職記念祝賀会 平成27年8月22日、ホテル日航熊本に於いて、木下順弘教授還暦・退職記念祝賀会を開催いたしました。 多くの皆様にご参加いただきました。                                                … Read More
  • 第43回日本集中治療医学会学術集会参加報告 看護チームポスター発表を終えてきました。関心をもって会場に来てくださった方々とたくさんの質疑応答ができ、貴重な経験をすることができました。臨床の中で研究をすることの難しさとを感じるとともに研究の意義を実感しました。ぜひ、ICUの患者様の皮膚ケアのアセスメントや予防ケアに活かしていきたいと思います。 松永知世(発表者) … Read More
  • 第40回熊本救急・集中治療研究会 2月20日熊本労災病院にて、第40回熊本救急・集中治療研究会(当番会長 熊本労災病院 麻酔科部長・集中治療部長 成松紀子先生)が開催されました。 特別講演に沖縄県立南部医療センター救急部部長 梅村武寛先生をお迎えし、沖縄県における医療活動についてご講演いただきました。 悪天候にもかかわらず、168名もの方々にご参加いただき盛会となりましたこと、感謝申し上げます。   … Read More
  • 2015年忘年会12月18日(金)熊本ホテルキャッスルにて集中治療部2015年忘年会を行いました。 … Read More