【看護スタッフ紹介:看護師長の挨拶】
西病棟6階(集中治療部、救急外来、腎・血液浄化療法センター)の看護師の紹介をします。看護師総数は48人(看護師長1人、副看護師長3人を含む)、ナースエイド2人で日々の業務を行っています。2020年4月1日付で、看護師長、副看護師長(1人)が異動し、5人の新人看護師を迎えての出発となりました。これまでの看護の経験を受け継ぎながら、より根拠を踏まえた看護を展開できるよう、知識とスキル、高い倫理観や社会人基礎力を持った看護師を育成していきたいと考えています。医療チーム一丸となって、患者様の心身の健康回復とQOLの回復、患者・家族の意思決定支援、そして good death を提供していきます。
【日常業務】
ICUに入室される患者様は、生命の危機的状態に陥っている方が多く、身体的に不安定な状態、また先の見えない不安や苦痛、葛藤に苛まれ、精神的にも不安定な状態にあります。ご家族もまた、心理的危機的状態に陥りやすい可能性を持っています。私たち看護師は、患者様に最も近い存在として、ニーズを捉え、より適切な看護を提供できるよう、日々努力しています。また、多職種と連携を図りながら、日常生活援助やリハビリテーションを心身の状態を統合的にアセスメントし、段階的に安全に拡大しています。クリティカルな現場から、患者様の早期の社会復帰を目指し、退院後の生活を見据えた看護ケアができるよう、心がけています。
【CME】
ICUでは月に2~3回程度、医師や看護師によるCMEを実施しています。CMEとは Continuing Medical Education の略であり、医学知識・技術の急速な進歩や変化する社会状況に対応するための生涯教育の事を言います。生涯教育の一環として、朝の10分程度の時間で、血液ガスの見方や薬剤の知識、また感染対策、麻薬管理、物品管理など様々な内容についてパワーポイントを用いて発表し、意見交換をしています。先日のCMEの様子 |
【新人教育】
2020年に4月に5人の新人看護師が入職しました。プリセプターを中心とし、PNSグループ、看護チーム全体で育成することを看護チームの目標としています。
新型コロナウイルス感染症対策のため、eラーニング中心の院内研修が多くなる中、新人の時から自ら学ぶ姿勢を大切にし、育てるために、6月に「人工呼吸器」について自主学習し、先輩看護師の前で発表するという勉強会を実施しました。それぞれの発表の後にプリセプターも加わり、質疑応答時間を設け、学びを深めることができました。
この勉強会を通して、自ら学ぶ姿勢を身につけ、今後も看護ケアの質の向上を行っていきます。
新型コロナウイルス感染症対策のため、eラーニング中心の院内研修が多くなる中、新人の時から自ら学ぶ姿勢を大切にし、育てるために、6月に「人工呼吸器」について自主学習し、先輩看護師の前で発表するという勉強会を実施しました。それぞれの発表の後にプリセプターも加わり、質疑応答時間を設け、学びを深めることができました。
この勉強会を通して、自ら学ぶ姿勢を身につけ、今後も看護ケアの質の向上を行っていきます。
【新人看護師と2年目看護師とのピア・カウンセリング】
入職1年目の6月は、悩み事や疲れなどが出現する時期です。日頃の悩みや思いを打ち明け、少しでもストレスの軽減や対処方法を見いだせるようにと考え、2年目の看護師(4人)とのピア・カウンセリングを実施しています。2年目看護師は1年後の自分をイメージしやすい身近な存在です。日頃の業務の中で感じる疑問や不安など、プライベートな内容まで…楽しく、時には真剣に話をすることができました。今後も定期的な開催を予定しています。
【ケアグループ】
2020年4月より、ケアグループ活動を開始しました。
ケアグループには①呼吸ケアグループ・②口腔ケアグループ・③早期離床グループ・④皮膚ケアグループの4つがあります。各自興味のあるグループに参加し、実際のケアを見直し、エビデンスのある質の高いケアにするためのグループ活動です。各グループで掲げた目標に向けて活動しています。
【レクレーション】
病院では科や部署ごとに医局旅行が開催されます。2019年度は夏に消化器外科主催の医局旅行へ参加しました。おいしい海の幸を頂き、夜は新人看護師、新人医局員による出し物やカラオケで盛り上がったり、花火をしたり、笑いありの楽しい時間を過ごしました。翌日は絵付けを体験し、天草を散策しました。違う部署の看護師や消化器外科の医師らと仲良くなり楽しい旅行となりました。
2019年度 レクレーション
冬には集中治療部主催のボーリング大会と忘年会を行いました。普段と違った一面が垣間見えて楽しいボーリング大会となりました。また、忘年会は新人看護師らによる出し物で大盛り上がりを見せました。
定期的に英語の格言が看護師休憩室に掲示されます(誰かが準備しています)
苦手意識を感じながら、ちょとだけ異文化を感じています。
【研究実績】2016年度~2019年度
1.テーマ:「集中治療室においてKYTを行った成果」
〇榊原仁美 塘田貴代美 村上志穂 眞鳥千晶 田代裕加里
日本集中治療医学会第3回九州支部学術集会(2019年7月7日 くまもと県民交流館パレア)
2.テーマ:「急性期患者の治療方針を自己解決するまでの関わり」
〇井上郁子 村上志穂 塘田貴代美
第46回日本集中治療医学会学術集会(2019年3月1日~3日 国立京都国際会館 他)
3.テーマ:「蘇生後に意思疎通が困難となった患者と家族の関わり」
〇松元史子 嶽道愛 村上志穂 塘田貴代美
第1回日本集中治療医学会九州支部学術集会(2017年5月13日 長崎ブリックホール)
4.テーマ:「ICUにおける気管挿管患者の口腔マネジメント方法の検討」
〇片岡早希子 中田裕樹 榊原仁美 松元史子 村上志穂 吉里孝子 本尚美 勝田久貴
廣末晃之 蒲原英伸
廣末晃之 蒲原英伸
第44回日本集中治療医学会学術集会(2017年3月9日~11日 ロイトン札幌 他)